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仲間と磨き合い、未来をつくる。三光ホールディングス「改善事例発表会」2025

10月某日、三光ホールディングスのグループ3社――
三光製作㈱、㈱吉田鍍金工業所、Enshu Sanko Vietnam Co,. Ltd.が一堂に会し
第2回「改善事例発表会(交流会)」が開催されました。

今年は、昨年よりも参加者が増え、総勢32名が集結。
現場で働くメンバーが中心となり、 ”自らの改善を自らの言葉で伝える” 舞台が広がりました。

改善事例発表会の目的

この発表会の目的は、単なる成果報告ではありません。
リアルなコミュニケーションを通じて「お互いを知り」「学び合い」「つながる」こと。

“個の改善を、チームの文化へ。”

そんな思いを胸に、各社がQCストーリーに基づいた改善テーマを発表しました。
現場のリアルな課題に向き合い、仲間とともに考え、試行錯誤を重ねてきたプロセスが発表されました。

 

 

優勝は吉田鍍金工業所! 現場の“気づき”からチーム改善へ

今年の最優秀賞を受賞したのは「吉田鍍金工業所」。
テーマは「スズラインのめっき未着を削減する」。

一見すると地味に見えるテーマですが、現場では日々の品質に直結する重要課題。
チームは個人単位の取り組みを超え、作業者全員が改善意識を共有する体制を築きました。

発表では、夫婦漫才のような掛け合いが場を和ませながらも、
ルール遵守の難しさや教育の大切さなど、現場ならではのリアルな課題を誠実に伝えてくれました。

「ルールを増やすのではなく、忘れない工夫を」
「人を責めるのではなく、仕組みで守る」

そんな言葉に、会場の多くが共感しました。

 

 

ESVチームの挑戦:未来へつなぐカーボンニュートラル活動

昨年の優勝チーム・エンシュウサンコウベトナムは、
「未来へつなぐチームの改善 〜カーボンニュートラルへの一歩〜」をテーマに発表。

電気・ガス使用量削減に向けて、ボイラー運転の最適化やセンサー導入など、
現場目線での具体的な省エネ活動を実践しました。

活動初期はなかなか賛同が得られなかったものの、
丁寧な説明と相談しやすい雰囲気づくりを通じて、チーム全体の意識を変えていった姿が印象的でした。

「小さな目標でも決めてやることが大事。前進する。」

この言葉は、まさに彼らの姿勢そのものでした。

 

 

三光製作:「改善に学び、人と組織が変わる」

三光製作は、改善を通じて“人が変わる・組織が変わる”ことをテーマに発表しました。

テクニカルな改善事例として、めっき液濃度管理の徹底と検査の作業方法統一、

次のステップとして不純物濃度の管理、電流値監視、設備・治具保全の見直しといったより細やかな改善の事例を取り上げていました。

活動の中で見えてきたのは、日常点検みまわり活動や原則教育などを通じ、現場で問題に気付ける人材を育成していく、改善は結果ではなく「学びの連鎖」そのものだということ。
個々の気づきがチームの成長に繋がり、そのチームの変化が会社を動かしていく――。
そんな流れを感じさせる内容でした。

審査員からは「厳しくも温かい」コメントが多く寄せられ、
次の成長に繋がるヒントが多く得られた回となりました。

 

 

改善”がつなぐ、人と文化

今回の発表会を通じて感じたのは、どのチームも「人」を中心に改善を進めているということ。
データや設備の改善だけでなく、 “人と人のつながり方” を変える工夫が随所にありました。

仲間と協力しながら、対話を通じて課題を見つけ、行動に変えていく。
その積み重ねこそが、三光グループの最大の強みです。

おわりに

昨年よりも一段と内容のレベルが上がり、
「改善が文化として根づいてきている」ことを実感する発表会となりました。

来年はどんなテーマが生まれ、どんな成長が見られるのか。
三光ホールディングスの挑戦は、まだ始まったばかりです。

“行動こそ真実。学びを力に、未来をつくる。”