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【キラリと光る発想力】高校生が描いた“めっき”の新しいかたち

今年2月、当社へフィールドスタディで来てくれた浜松西高等学校の生徒さんたち。

先週行われたその探求学習の発表会で、彼らが私たちの会社をテーマに選び

なんと46チームの中から壇上発表チームに選出されました!
発表会で話す高校生の姿は、立派な “プレゼンター” でした。
堂々と話し、笑顔で応え、誰よりも“めっきの価値”を自分たちの言葉で伝えようとしてくれていました。
興味をもって取り組み、皆に知ってもらいたいという気持ちが伝わってくる素晴らしい発表でした。

 

 

【もったいないをチャンスに】“めっき”と世界をつなぐアイデア

発表の中でこう言ってくれていました。
「めっきは金属に新しい価値を与える、素晴らしい技術。でも、その認知度がまだ高くないのはもったいない」

そして、静岡県の地域性に目を向け、プラモデル文化と融合させるという斬新な提案をしてくれたのです。

「静岡はプラモデル王国。子どもから大人まで、キラキラしたものが好き。そこに“めっき”を組み合わせたら、新たな魅力が生まれるのでは?」

さらに、「耐久性」「抗菌性」「デザイン性」といった“めっきの強み”をしっかり分析し、
海外輸出のデータも交えながら、グローバルな展開の可能性まで見据えた内容でした。

高校生ならではの“新鮮な提案”に、「なるほど、こういう発想はおもしろい!」と、心から刺激を受けました。

 

 

私たちが当たり前にしていることが、誰かの記憶に残っていた

さらに感動したのは、技術的なことだけでなく、会社の雰囲気まで丁寧に伝えてくれていたことです。

「挨拶がとても気持ちよくて、社員さんが明るく元気だった」
「整頓されていて、とても気持ちがいい職場だった」
「チャレンジを続ける姿勢を目標にしていた」

短い会社見学時間の中で、私たちが日々続けている「挨拶」「掃除」「前向きな姿勢」。
それが、こんなにも若い心に届いていたんだと思うと、仕事の意味が一層深く感じられました。

 

 

「教える」つもりが、私たちが「学ばせてもらった」

今回の発表を通じて、私たちは改めて気づかされました。
“めっき”は地味かもしれないけれど、本当はたくさんの可能性を秘めている技術。
そして、その魅力を再発見するヒントは、私たちの中だけにあるとは限らない、ということ。

むしろ、業界の外、そして未来を担う若い世代からこそ、生まれる視点がある。
彼らの提案は私たちもたくさんの学びがありました。

 


ものづくりの現場は、実はとても面白くて、奥深い世界です。
今回の経験が、皆さんの未来の選択の中に“ものづくり”が加わる小さなきっかけになってくれたら、嬉しいです。

浜松西高等学校の皆さん、本当にありがとうございました。

皆さんの未来を、心から応援しています。